深く理解しあうための媒体 - 渡辺香津美にギターはいらない!?

先日、大好きなギタリスト、渡辺香津美さんのビデオを見ていた。もう演奏は、技術とか、アーティキュレーションとか、私が何か言ってはいけないくらいに、すばらしい訳だけれども、それとは別の不思議な感覚を持った。

「この人は、もうギターいらないんじゃなかろうか」

なんだか、脳と脳が、ダイレクトで接続されてしまったような感覚。で、ギターが「深く理解しあうための、単なる媒体」のように感じてしまったのだと思う。ある種の錯覚だけれども、同時に、この「接続感」が自分が音楽を聴く根本的な理由の一つだと感じた。

そういえば、座禅で「無の境地」といったり、「無刀流」という剣術の流派があったりするけれども、ソレとコレは何か関係あるんでしょうか。無いですね、タブン :-P。